ブレーキ編

　　　弊社に突然、ニッサンキャラバンが来店されました。初めてのお客様です。

　　　ブレーキを踏むと大きな音がするので見てほしいとのことでした。

　　　点検するとブレーキパッドが減っていて、そのまま走り続けたためブレーキディスク

　　　ローターも削っていました。

　　　左側は新品のブレーキディスクローター

　　　右側はブレーキパッドが減ってブレーキペダルを踏むと”ゴー”と音がしていたにも

　　　かかわらずしばらく走ってしまったブレーキディスクローターです。

　　　矢印の厚さが違いますよね。

　　　このまま走行を続けるとブレーキが効かなくなり大きな事故につながることになります。

　　　大きな事故になる前に来店されたのでよかったですが、当然新品と交換して"異変に

　　　気づいたら早めにご連絡ください"とお話しました。

　

左が新品のブレーキディスクローターで右がすり減ったディスクローターです　

 

右のブレーキディスクローターは表面がザラザラなのがわかりますか。

 

左は新品のブレーキパッド　　　右は使用済みのブレーキパッド

新品と使用済みの厚さの違いがわかりますよね。

使用条件によりますが約3万km〜4万kmで交換です。

 

 

　　　下の図はブレーキの機構です。

　　　回転するディスクローター（タイヤとつながっています）をブレーキパッドで挟み、

　　　ディスクローターの回転を止めます。ディスクローターとつながっているタイヤを

　　　止めようとするから自動車も止まる機構になっています。

　　　パッドウェアインジケーター（金属の板）はブレーキパッドが減ってくると回転する

　　　ディスクローターにあたるので”キィー”と金属のこすれる大きな音がします。

　　　この音がすると、そろそろパッドの交換時期ですよと教えてくれます。

　　　　　　　　　　　　

 

 

 

エンジン編

　　ニッサンマーチですが、最近駐車場にオイルが漏れた跡がついて困っていますとのこと。

　　車をお預かりし点検してみると確かにジワジワ漏れているのがわかりました。

　　漏れる個所を調べていくとシリンダーヘッドガスケットからオイルが漏れていることが

　　確認できました。思ったより大変な作業になることをお客様に伝えて作業に取り掛かりました。

　　エンジンの上の部分を外さなければならないので重整備です。慎重に作業を進めます。

 

　　○の部分から漏れていました。（表面の黒い部分が破れているのがわかります）

　　ここの部品（シリンダーヘッドガスケット）を交換して作業完了です。

　　お客様からは”駐車場が汚れずに済むのでよかった”と喜ばれました。

 

 

 

　　ＢＭＷの３１８iでエンジンがブルブルふるって調子が悪いとのことです。

　　シフトレバーをDレンジに入れると今にもエンジンが止まりそうです。

　　ボンネットを開けてエンジンを点検してみました。

　　するとエアホースの○の部分がペチャンコになっていました。

　　エンジンのオイル等がついてゴムホースが溶けて負圧の力でペチャンコになるようです。

　　エアホースを交換して完了です。

　　お客様からは”もう治ったの”と驚かれました。

 

 

エンジンオイル編

先日、 1 万キロ以上もオイル交換をしなかったお客様が　「オイル漏れするからみてほしい！」

と来店されました。点検してみるとエンジンオイルがほとんど入ってません。

エンジンの中は下の図の様に 真っ黒 になっていました。

 

 

　 　　　　　 　　　　　　　　　　　　　

 

 

こうなってしまってはきれいになる事は絶対ありません！

　お客様は 数千円 のオイル交換をしなかった為に

数万円 の突然の出費に肩を落して帰られました。

かわいそうに…ですから オイル交換は絶対に定期的に行ないましょう！

 

エンジンオイル交換をしなかった為に起きたトラブル！

・ オイル漏れ

（オイルシールやパッキンの交換が必要！場所によってはエンジン取り外しが必要！）

・ エンジン焼き付き

（エンジンオーバーホールまたはエンジン交換が必要）

・ 音が大きくなる・ガチャガチャ音やカタカタ音が出る （エンジン内部の部品を交換！）

 

エンジンオイルはエンジンの血液のような役目をしています。

お客様の大切なお車のエンジンオイルは ドロドロオイル になっていませんか？

サラサラオイル にしてあげましょう！

 

オイル交換をして下さったお客様からは

「 車が軽くなった！ 」「 すごく静かになった！ 」

　「 車がスゥーーと走る様になった！ 」 などの意見をたくさん頂いております。

 

　エンジンオイル交換の目安

・ガソリン車の場合　　　　約 3500km または 1 年　

（ 3 回に 1 回はオイルエレメントも交換）

・ディーゼル車の場合　　 約 5000km または 1 年　

(2 回に 1 回はオイルエレメントも交換）

 

安いエンジンオイルは汚れを落しません。

高級なオイルほどエンジンに付いた汚れを落します！

オイルの寿命は汚れだけでは判断できません。

だからこそ、定期的なオイル交換が必要です。

 

当社は現在の 最高級オイル （ SＭ 級） を 安く お客様に提供しています。

オイルエレメントは 10000km で交換です！

オイルエレメントはエンジンオイルをろ過してエンジンオイルをきれいに保つ役目をしています。

　

 

 

足廻り編

　　

 

　　ホンダのオデッセイです。エンジンオイル交換で来店されましたが、リフトアップ時に

　　ドライブシャフトブーツが破れていることを発見し、お客様にお知らせし作業にかかりました。

　　なかにはベアリングが入っているのでグリスが飛び出しています。

　　このまま走ってしまうと交差点などで曲がるときに”コキコキ”と大きな音がするようになります。

　　そうなるとドライブシャフトアッセンブリ交換となります。今ならブーツ交換で済みます。

　　やはり定期的に点検し、早めの手当てをすることがお客様にとって一番ではないでしょうか。